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1,500km離れたまま入籍した日にやった3つのこと|遠距離のまま結婚しました

・遠距離のまま結婚できる?

・婚姻届って一緒に出さないとダメ?

・入籍日、離れていたら何をする?

2023年11月17日に入籍しました。

そのとき私たちは、福岡と北海道に別々に住んでいました。1,500km離れています。

そして今も、別々に住んでいます。

この記事では、離れたまま入籍した日に何をしたかを書きます。

この記事は「国内で離れている場合」の話です。 相手が海外にいる場合は、在外公館経由など手順が変わります

この記事に書いてあること

– 電話をつないだまま婚姻届を出した話

遠距離だと証人2名の署名集めが要注意(民法739条2項)

別居婚と同居義務(民法752条)の話

– 結婚記念日の決めごと


目次

婚姻届は、電話をつないで出しました

まず、入籍日にやったことの1つ目です。

北海道の地で、福岡と電話をつなぎながら婚姻届提出

yuuが北海道の役所へ婚姻届を持っていき、その瞬間を福岡の私と電話でつないでいました。

婚姻届は、2人揃って出さなくていい

意外に思われるかもしれませんが、婚姻届は2人で持っていく必要はありません。

婚姻届は1組につき1通で、どちらか一人が役所へ持っていけば足ります。 代理人でも構いません(委任状も不要です)。

だから遠距離でも、問題なく入籍できます。

ただ、それだと片方は何もしていないことになります。そこで電話をつなぎました。

本籍地はどう決めたか

婚姻届には「新しい本籍地」を書く欄があります。ここはどこでも選べます。 2人のどちらかの本籍地でも、住んだことのない土地でも構いません。

私たちは福岡にしました。理由は単純で、私(ore)が元々本籍を置いていた場所だからです。

離れて住んでいると「どちらの側にするか」で迷いそうですが、どちらかの現状に合わせるのが一番手間が少ないと思います。


遠距離で入籍する日までの段取り 証人の署名は2週間前から
郵送のやり取りがあるので、2週間前から動くと余裕があります

用意しておくもの

遠距離だと、先に準備しておかないと間に合わないものがあります。

1. 証人2名の署名(これが一番大事)

婚姻届には、成年の証人2人以上の署名が必要です。民法739条2項に定められていて、これがないと受理されません。

私たちは双方の父親に頼みました。

遠距離だと、証人の署名を集めるのに郵送のやり取りが発生します。私たちの場合、やり取り全部で1週間ほどかかりました。

用紙を送って、書いてもらって、返してもらう。この往復が必要です。入籍日を決めているなら、2週間前から動き出すと余裕があります。

2. 提出する人の本人確認書類

提出する人の分が必要です。相手方の分は要りません。

ただし、窓口に行かなかった側には、後日「届出が受理されました」というお知らせが役所から郵送で届きます。 なりすましを防ぐための仕組みです。

遠距離だと、まさにこれが起こります。 知らないと驚くので、書いておきます。

3. 戸籍謄本は、今は原則不要です

2024年3月1日の改正戸籍法により、戸籍届出のときの戸籍謄本の添付は原則不要になりました。

私たちが入籍した2023年11月は改正前だったので、当時は本籍地以外に出す場合に必要でした。

ただし例外があります。 戸籍がコンピュータ化されておらず、紙で管理されている場合は、今も戸籍謄本が必要なことがあります。 心配な方は役所に確認してください。

代理人に頼む場合の注意

代理人に持っていってもらう場合、不備があってもその場で直せません。

書き損じや記入漏れがあると、後日やり直しになります。署名や記入は、念入りに確認してから渡してください。

※ 必要書類や提出方法は自治体によって異なります。事前にお住まいの役所でご確認ください


2つ目は、名義変更巡りでした

入籍日にやったことの2つ目。

名義変更巡り

ここは正直、現実的な作業です。

結婚すると、名字が変わる方はいろいろな手続きが必要になります。免許証、銀行、保険、カード。入籍したその日から始まります。

名義変更で1日が終わりました。

「記念日だからロマンチックに」というより、そういう日でした。

手続きをやったのは、名字が変わる側だけです

ここは別居婚ならではの話かもしれません。

名義変更は、yuuが北海道で全部やりました。 私(ore)は何もしていません。

理由は単純で、名字が変わったのはyuuの方だからです。免許証も銀行も保険も、手続きは本人しかできません。

離れて住んでいると「2人で役所を回る」というイメージがあるかもしれませんが、実際は名字が変わる側が、自分の住んでいる場所で完結させる形になります。

逆に言うと、相手は手伝えません。 ここは分かっておいた方がいいと思います。

名義変更は、この順番だと1日で回れます

やる場所が決まっているので、順番を間違えると二度手間になります。

ポイントは「本人確認書類を先に新しい名字にする」ことです。免許証さえ変われば、あとの手続きが一気に楽になります。

1

役所(婚姻届と同じ窓口)

住民票の氏名変更/マイナンバーカード/国民健康保険・年金
住民票の写しをここで取っておく(次で使います)

2

警察署・運転免許センター

運転免許証(住民票の写しが必要)

3

銀行・郵便局

口座名義(新しい免許証と印鑑)

4

あとから郵送・Webで

クレジットカード/生命保険/携帯/各種契約

1〜3は平日の日中しか開いていません。 役所と警察署と銀行、全部です。だいたい9時から15時のあいだに回ることになります。1日仕事になるのは、そのためです。

期限の目安
・マイナンバーカード … 14日以内
・運転免許証 … 「速やかに」
入籍日から1〜2週間以内に動いておくと安心です

遠距離だと、ここでつまずきます

私たちの場合、本籍は福岡、提出したのは北海道でした。ここに落とし穴があります。

本籍地と、婚姻届を出した役所が違うと、新しい戸籍ができるまで7〜10日かかります。

戸籍謄本が必要な手続き(勤務先の届け出、一部の保険など)は、その間できません。

対策があります。婚姻届を出すときに「婚姻届受理証明書」をもらっておくこと。 その場で発行してもらえて、戸籍ができるまでの間、2人が法的に夫婦であることの証明として使えます。

窓口で言うこと
婚姻届受理証明書をください
頼まないと出てきません。その場で言うのが一番早いです

※ 旧姓を残したい場合、マイナンバーカード・運転免許証・パスポートには旧姓を併記できます(戸籍上は同じ名字になります)


3つ目は、Zoomで同じものを食べました

そして3つ目。ここが一番、私たちらしいところかもしれません。

オンライン(Zoom)をつなぎながら、一緒のものを一緒に食べる

離れているので、同じテーブルにはつけません。

でも、同じものを、同じ時間に食べることはできます。

画面越しに向かい合って、同じものを食べる。それが私たちの入籍日の食事でした。

何を食べたかというと、セブンイレブンあたりのケーキだったと思います。同じものを、それぞれ買っておいて。

大したものは食べていません。 ただ「一緒のものを食べよう」と決めていた、それだけです。

目の前にいなくても、同じ時間を共有することはできます。

結婚記念日は「毎年一緒にご飯を食べる」

そのとき決めたことがあります。

結婚記念日は、毎年一緒にご飯食べよ

離れていても、同じものを食べる。 これを毎年やろう、と決めました。


住民票はどうなるのか

ここは、別居婚を考えている方が必ず気になるところだと思います。

私たちは、住民票を別々のままにしています。 世帯も別です。

ore福岡に住民票/世帯主
yuu北海道に住民票/世帯主

入籍しても、住民票をまとめる必要はありません。 実際に住んでいる場所に置いておけばいいので、これが自然な形です。

むしろ実態と違う場所に住民票を置く方が問題になります。住んでいない土地に登録すると、行政サービスや税金の扱いで面倒が起きます。

私たちの場合、それぞれが自分の世帯主という状態です。夫婦で世帯が2つある、という形になります。

※ 手続きや扱いは自治体によって異なります。気になる点は役所にご確認ください


「一緒に住んでいないと結婚できない」わけではありません

私たちは入籍したあとも、別々に住んでいます。

いわゆる別居婚です。

「結婚したら一緒に住むもの」と思っている方が多いと思います。ここは正確に書いておきます。

婚姻が成立するのに、同居は必要ありません。 離れたままでも結婚できます。

ただし、民法752条には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」という同居義務があります。

ここだけ読むと不安になりますが、結論から言うと、話し合って決めた別居なら何の問題もありません。

理由は3つです。

  • 夫婦の合意がある別居は、そもそも問題になりません
  • 同居義務違反で裁判所に訴えることはできますが、同居を強制執行することはできません(裁判所の判例で、直接強制・間接強制のいずれもできないとされています)
  • 問題になるのは「正当な理由なく一方的に同居を拒む」場合だけです(悪意の遺棄)

私たちは話し合ったうえでの別居です。仕事や生活の都合で今は動けない、という事情を共有しています。

「2人で話し合って決めた」という事実があれば、それで足ります。 書面にする必要もありません。

一緒に住みたい気持ちはあります。ただ、生活の都合ですぐには動けないこともあります。

先に入籍して、住むのはあとから。 そういう順番もあると思います。


出会ってから1年足らずでした

出会ったのが2023年1月。入籍が同じ年の11月17日です。1年足らずでした。

出会ってから付き合うまでにも、時間がかかっています。

ore「2ヶ月の間、ほぼ毎日のように夜話したよね〜。過去最高の寝不足だったな、あの時は」

yuu「まぁ、でもあの時、話してたから良かったよね」

付き合う前に2ヶ月、ほぼ毎日話しました。

遠距離になることは最初から分かっていたので、話しておくことがたくさんあったわけです。

そのときに確認したことのひとつが、連絡頻度でした。

yuu「連絡頻度は付き合う前に確認しあったよね。連絡が多くても、少なくても、どっちが悪いとかじゃなく、お互いそこの想いが違うとね〜」

ore「やっぱこれ大事でしょー。近距離だって、この感覚は確認しとかないとね!」

近距離でも同じだと思います。



おわりに

1,500km離れたまま入籍した日にやったことは、3つでした。

  • 電話をつないだまま、婚姻届を出す
  • 名義変更に走り回る
  • Zoomをつないで、同じものを食べる

派手なことは何もしていません。でも、離れていてもできることを、ひとつずつやった日でした。

遠距離で結婚を考えている方がいたら、「一緒に住めるようになってから」と待たなくてもいいと思います。

先に籍を入れて、それから考える。 そういう順番もあります。



【保存版】遠距離で入籍するときの準備リスト

役所に行く前に、これだけ確認してください。

先に手配するもの

  • 婚姻届の用紙(役所でもらう/ダウンロードも可)
  • 証人2名の署名(成年であること。民法739条2項)
     → 遠距離だと郵送のやり取りで1週間ほどかかります
  • □ 2人の署名・押印
  • 新しい本籍地を決める(どちらかの本籍地でも、まったく別の場所でも可)

当日、窓口に持っていくもの

  • □ 記入済みの婚姻届
  • 提出する人の本人確認書類(相手方の分は不要)
  • □ 戸籍謄本 … 2024年3月から原則不要。ただし紙で管理されている戸籍は必要な場合あり

知っておくこと

  • 婚姻届は1組につき1通。どちらか一人が持っていけば足ります
  • □ ※ これは国内で離れている場合のリストです(海外は手順が変わります)
  • 住民票は移さなくていい(別居のままなら、それぞれ今の住所のままでOK)
  • □ 代理人でも提出できます(委任状も不要)。ただし不備があってもその場で直せません
  • 窓口に行かなかった側には、後日「受理されました」の通知が郵送で届きます

窓口を離れる前に

  • 婚姻届受理証明書をもらう(頼まないと出ません。戸籍ができるまでの証明に使えます)
  • 住民票の写しを取る(このあとの免許証の変更で必要)

入籍後にやること(名字が変わる側だけ)

  • マイナンバーカード(14日以内)
  • 運転免許証 … 住民票の写しを持って警察署へ。これを先に済ませると後が楽
  • □ 健康保険・年金
  • 銀行・郵便局(新しい免許証と印鑑)
  • □ クレジットカード/生命保険/携帯/各種契約(郵送・Webで可)
  • □ 勤務先への届け出

※ 必要書類や提出方法は自治体によって異なります。事前にお住まいの役所でご確認ください

※ この記事は国内で離れている場合の話です。相手が海外にいる場合は在外公館経由など別のルートになります

※ 本籍地と提出先の役所が違うと、新しい戸籍ができるまで7〜10日かかります


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この記事を書いた人

福岡と北海道、1,500km離れて暮らすアラフィフ夫婦です。yuuとoreの2人で書いています。2023年に再婚し、いまも別居婚を続けています。

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